アメリカ皮膚科学会(AAD)は世界で1番大きな規模の皮膚科学会ですが、正しい日焼け止めの選び方を指南してくれています。
日焼け止めを塗ることで、
- 皮膚ガン
- シミ、シワ、光老化
- 日焼け
- 肝斑
- ニキビ
を予防することができるので、一緒に見てみましょう^^ 英文ですが、こちらから原文を見ることができます。
⇒How do I know if I’m using the right sunscreen?
目次
基本的な、日焼け止めの選び方
SPF30以上(30〜50はあまり変わらない)
肌を黒くしてしまうUV-B波から守ってくれるSPF値。日本では最大SPF50+までありますが、SPF30以上であれば良いそうです。
SPF30で紫外線を97%カットすることができ、100%というのはあり得ないので、30以上であれば十分とのことでした。
UV-A、UV-Bどちらも守ってくれる広域スペクトル
「広域スペクトル」については前回の記事にも書きましたが、要するにUVA波からもUVB波からも守ってくれる仕様のものを言います。
UVA波、UVB波を一定の割合以上で守ってくれる広域スペクトラム。FDAから認可が降りた商品には”Broad Supectram”の表示がされています。
日本では皆さんご存知、UVA波はPA値として書かれていますね。これまでPA+++(スリープラス)が最大値だったのが、2013年1月からPA++++(フォープラス)まで表示できるようになりました。
これはUVA波防止機能のニーズによるものだそうです。
確かに、
「UVA波で光老化するから、とにかくPA値の高いものを!!」
という気持ちは湧いちゃいますよね^_^;
耐水・防水仕様
日焼け止めは汗や水ですぐに流れてしまうため、耐水タイプのほうがいいそうです。
耐水・防水タイプだと洗い流すのが面倒なんですけどね〜…
自分の肌質に合った日焼け止めを選ぶ
ここからもうワンステップ。自分の肌質によって、成分表を見て日焼け止めを選ぶ方法です。人それぞれ、”合う日焼け止めが違う”ということですね。
ニキビ肌、オイリー肌
ニキビを起こしやすい方は「ノンコメド」表記を探しましょう、と書かれていました。
日本だと「ノンコメドジェニック」「ニキビ肌用」などですかね。
アレルギー肌
アレルギーを起こしやすい肌の方は、以下の成分を避けたほうが良いそうです。
- 香料
- パラベン
- オキシベンゾン
オキシベンゾンとは紫外線吸収剤のことです。なので「紫外線吸収剤フリー」のものを選べば良いですね。敏感肌の方も同じく、これらの成分を避けたほうが良いそうです。
目の周りにはスティックタイプ
目の周りには、日焼け止めスティックを使うといいそうです!これは知りませんでした〜
スティックはSPF30以上のもの、広域スペクトル保護、耐水性のもの、と、日焼け止めの選び方と同じですね。
確かに目の周りはシミもシワもできやすいので、目周りだけでも頻繁に塗ったほうが良さそう…
95%以上オーガニック成分で作られているバジャーカンパニーにも、スティックタイプの日焼け止めがありました。iHerbでセールがあれば、買ってみよう^^
子供の日焼け止め
子供には子供用に作られた日焼け止めを使うよう推奨されています。子供用は、酸化亜鉛や二酸化チタンが含まれているものがほとんどです。
酸化チタン使用のポーラ、ノブ、オルビスの日焼け止め比較はこちら↓
https://hannjyuku.com/kaz-sunscreen/
ちなみに赤ちゃんの日焼け止めについてですが、米皮膚科学会によると、生後6ヶ月未満の乳児は外出せず日光に当たらないのが1番だそうです。
ワンオペママからしたらちょっと難しいですけどね(・_・
唇にもSPF30のリップクリームを
「SPF入りのリップクリームを塗ると唇が荒れる」という話を聞くので、なんとなく敬遠していたのですが、リップクリームもSPF30以上(少なくとも15以上)、広域スペクトラムのものを使ったほうが良いそうです。
最後に
いかがでしたか?
最近は情報が溢れかえっているので、自分で有益な情報を選びとっていきたいものですね。
ちなみに使い方は、
- 屋外にいく15分前に塗る
- 十分な量の日焼け止めを使う
- 露出している肌すべてに日焼け止めを塗る(足首、耳、背中、唇)
- 屋外では2時間おきに塗り直す
というのが米皮膚科学会の見解です。
2時間おきに塗り直すって、なかなか難しいんですよね〜^^; でも覚えておくといい知識なので、皆さんもできるところから実践していってみてください♫
それでは〜