「広域スペクトル(スペクトラム)」という言葉をご存知ですか?私はメンタリストDaiGoさんのユーチューブを見て知りました。
こちらの動画です↓↓
DaiGoさん曰く、日焼け止めを選ぶときには、
- SPF30以上であるもの
- 広域スペクトルであるもの
- 防水効果があるのもの
が良いそう。
でも「広域スペクトラム」なんて言葉、初めて知りました。ので、自分なりに調べてみました。
目次
広域スペクトルとは?
直訳すると「広範囲」という意味
スペクトルは英語で”spectrum”(スペクトラム)と書き、「範囲」という意味です。なので広域スペクトルを直訳すると「広範囲」という意味になります。
ちなみにスペクトルという日本読みは、フランス語の”spectre”から来ているそうです。
アメリカ皮膚科学会では、広域スペクトルの日焼け止めが推奨されている
DaiGoさんのYouTubeでは、いつも論文を元に話をされています。この動画ではアメリカ皮膚科学会(AAD)の論文を元に話をされていたのですが、うーん、、確かに。。「広域スペクトルの日焼け止め」というのはアメリカ基準のようです。
「広域スペクトラム対応=様々な波長の紫外線を防止する」
ということなので、UVAだけでなくUVBも防止できるということですね!
アメリカ皮膚科学会による日焼け止め選びには、
- SPF30以上(SPF50と30ではそこまで変わらない)
- 広域スペクトルのもの
- ウォータープルーフのもの(40分〜80分もつ)
- スプレーよりクリームのもの
が推奨されています。冒頭に書きました、DaiGoさんの日焼け止め選びと同じですね。
FDAが認可した広域スペクトル日焼け止めには、”Broad spectrum”の表示
これまでアメリカの日焼け止めには、SPF値が書かれていてもPA値が書かれていないものばかりだったそうです。ハワイ旅行へ行くと、SPF100の日焼け止めなんかも売ってましたね〜。今も売っているのかな?
新基準によりSPFは50までとなり(日本と同じ)、FDAの広域スペクトル基準に合格した日焼け止めには”Broad Spectrum(ブロードスペクトラム)”の文字が入れられるようになりました。
テストに合格するには、UVB波・UVA波ともに、同等レベルで防止する必要があるそうです。
アメリカで日焼け止めを探す際には、Broad Spectrumの文字入りのものを探しましょう!
日本の日焼け止めにはPA値がある
ここまで読んで「あれれ?」と思った方も多いのでは?
日本には「広域スペクトル」や「Broad Spectrum」表示の日焼け止めはないけれど、SPF値とPA値どちらも表示されているものばかりですよね?
そう、日本の日焼け止めにはPA値が書かれているので、広域スペクトルの日焼け止めを探しやすい!(むしろ広域スペクトルの日焼け止めばかり)
UV-Aから守るPA値についておさらい
SPFとPAの違いは、、、
- SPFとは…短時間で肌に赤みや炎症を起こし、肌が黒くなるのにつながるUVBを防いでくれる指数のこと。1〜50+まで。
- PAとは…長時間かけて肌の弾力を失わせ、光老化の原因になるUVAを防いでくれる目安のこと。最高値は++++(フォープラス)。
PAの+の違いは、、、
- PA+…UV-A防止効果がある
- PA++…UV-A防止効果がかなりある
- PA+++…UV-A防止効果が非常にある
- PA++++…UV-A防止効果が極めて高い
これまで一番多くてもPA+++だったのがUV-Aの有害性が明らかになったことでニーズが高まり、2013年からPA++++が表示できるようになったそうです。
私が普段使いしているポーラの日焼け止めはSPF30、PA+++です。PA値はマックスではないけれど、紫外線吸収剤フリーで、何より使用感が最高にいいので気に入っています。
広域スペクトルの日焼け止め
ということで、日本在住の私はわざわざ海外の広域スペクトル日焼け止めを買わなくても、日本のしっかりPA値がある日焼け止めを使えばいいかな、という結論に落ち着きました。
いろんな日焼け止めを試すのが好きなので、結局買っちゃうかもしれませんけどね…^^;
DaiGoさんが使う、おすすめ日焼け止め「バジャー」
広域スペクトルの日焼け止めを推奨していたDaiGoさんは、ご自身が使っている日焼け止めを紹介していました。iHerbで購入できる、Budger Companyの日焼け止め(スポーツ用)です。
DaiGoさんの影響か、現在「在庫切れ」になっています。(ちゃっかり欲しいものリストに入れました)
「広域スペクトル 日焼け止め」で検索するとこの日焼け止めが出てきて、かなりいい商品の様子。iHerbでの口コミもよく、日焼け止めランキング1位の商品でした。
- Broad Spectrum(広域スペクトル)
- SPF35/PA+++
- 無香料
- 酸化亜鉛22.5%
紫外線吸収剤フリーで、酸化亜鉛が多く入っているので特有の「白浮き」はしてしまうようです。
オーガニックコスメブランド、バジャーについて
バジャーはアメリカ発のオーガニックコスメブランド。自然豊かなニューハンプシャー州の大工さんが、野外の厳しい作業による手荒れ対策に作ったバームがきっかけで誕生しました。
- USDAオーガニック認定
- ケミカルフリー
- 天然成分のみ配合
- 非動物実験
「植物は体を癒すがケミカルは混乱させる」という考えにより、バジャー社のすべての製品は化学薬品を一切使わず、100%天然なんだそうです。
それにしてもパッケージが可愛いですよね〜!アナグマ(バジャー)ちゃん。たくさん揃えたくなる可愛さです!
耐水でも80分まで!2時間ごとの塗り直しが必要です
太陽光による光老化や皮膚ガンのリスクの高さから、アメリカでは日焼け止め製品の表示に関する規制が厳しくなりました。
- サンブロック
- オールデイプロテクション
- ウォータープルーフ
などの表記はできなくなってしまったんですね。
”耐水”という意味の「ウォーターレジデンス」表記はできますが、その場合は紫外線防止効果が持続する時間(40分か80分)を記載しなくてはいけません。
バジャーの日焼け止め(スポーツ用)にも記載がありました。
アメリカ皮膚科学会では、2時間ごとの塗り直しが推奨されています。いや〜、毎日メイクしてるとなかなか厳しいですね〜^^;
日焼け止めクリームの塗り直しは難しいので、結局、UVカット効果のあるパウダーを小まめに塗るしかなさそうですね。